しゃっくりをとめる神業

空模様

神業なんて大袈裟な、、と思わないでほしい。

@くんのしゃっくりを止めるのは難しいことだから。

たいがいは横隔膜付近を意識してリズムや深さを変えながら呼吸すると止まるものだ。しかしそんなこと、鼻もかむのが難しい@くんには難しい。

寝ていた@くん、トイレに行こうとバッと起き上がった拍子からしゃっくりが始まった。「ヒクッ」と大きめな声が出るし、間隔も短い。トイレを済ませて布団に戻ってもなお、ヒクッヒクッを繰り返していた。これじゃ眠れないことだろう。

すぐにネットで調べてみたら、聞いたことのある方法の中に初耳のものがあった。「耳の穴に指を30秒くらいシッカリ指を突っ込む」という。耳奥の気管を刺激することが横隔膜に間接的に影響を及ぼすのだろうね。すぐ試してみた。が、効果なし。ヒクッヒクッを繰り返した。本人もまったく抵抗しなかったのは、続いているしゃっくりにおどろいていたのかもしれないと思った。

そこで神業だ。これは私が編み出した技だ。エダじゃないよ、ワザだよ。

ヤクルトの蓋を少しだけ開ける(倒してもこぼれるかこぼれない程度)。これを@に飲んでもらって、その間、私は@くんの鼻の穴を塞ぐ(ギャクタイではない)。
いきおい、呼吸は口となる。ヤクルトの口が小さいから一気飲みはできない。多少苦しい時間もあるかも。しかしそれによってしゃっくりの継続が途切れてくれるだろうと読んだ。

そして、まさに。ヤクルト飲み終わったときにはしゃっくりも止まっていた。

@くんははしゃいだ、楽になってうれしかったのか。夜中なんですけども。

しかし私自身がいちばん驚いたかもしれない。神業の効果に。だからこうしてすぐさま記録したわけだから。