なぜか上唇の先端を出血していた。朝の髭剃りが当たったのかもしれない(だとしたらごめん)。その程度の出血ではあるが、顔面なので目立つものだ。一旦出血は止まったものの、夜寝てる間にこすったのかまた出血し、朝起きたら顔中心付近に血液がこびりついてかたまっていた。濡れティッシュで拭き取ったところ、また傷口から微量の出血が始まった。大きな絆創膏は使えないので、とりあえずあかぎれバンを貼ってみた。上唇と鼻の間の位置、ちょっとちょび髭のようにも見えた。
あはは、肌色のちょび髭みたい、と笑ってしまったが、この感覚がエスカレートした「虐待」が過去にあった。高齢者介護施設で、介護員が入居者の顔に落書きし、それを介護員同士で共有して面白がっていた。虐待の定義としてもあげられている。https://www.city.uruma.lg.jp/sp/userfiles/U015/files/5313_048_sonota01_koreisyagyakutai(1).pdf
虐待かどうかの線引きは、その後の展開にある種の後ろめたさも含むところではないだろうか。介護員同士が皆で共有して面白がるという構図は、学校でいえば「イジメ」だ。本人が嫌がらないのは嫌だということを認知できていないだけ。認知できていたなら嫌がるだろう。推察の範囲の仮定を本人の状況に加味して然るべきだ。
話は戻るが、@はこうしてあかぎれバンをつけ、マスクをして通所した。一日活動後帰宅すると、バンはまだ上唇に乗っかっていた。気に入ったのだろうか。その後入浴の間にバンは取れてしまった。湯船のどこかに流れてしまったのだろうが、その直後、ここでバンは発見された。そう、ここは注射をするあたり、注射の後で小さなテープをしては貼るあたり。つい先日もワクチン接種をうけたばかりだ。それを@は「ペタン」と呼ぶ。
「ペタン」はどんなときでもここが定位置なのだ。
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